おすすめ資産運用 株式投資編
以前は「長期」・「分散」・「継続」投資が重要であり、米国株式投資が効果的というお話をさせていただきました
しかし、それでもこう考える方がいるのではないでしょうか?
「長期」・「分散」・「継続」投資がいいことは分かったけど、短期的に儲かる話もないの?
今回はこの株式投資の中でも短期的思考のお話をしたいと思います
この記事はこんな方向け
短期的に儲けたい
投資信託とかではなく、個別の株式に投資をしたい
ちなみに私はこんな人
首都圏在住の20代サラリーマン
証券会社勤務
個人や法人向けに株式、債券、投資信託を中心に投資相談を行っている者です
証券外務員1種
AFP資格取得
株式投資
個別企業の株式を買う方法です
メリット
株価が上昇すれば短期間でも大きな利益を生み出しやすい
株主優待や配当金がもらえるものもある
デメリット
株価が下がった場合損失が大きくなる場合がある
ある程度まとまった資金が必要な場合がある
(最低100株以上100株単位での取引になるため、
5000円の株価を買う場合50万円が必要になってくる)
株主優待や配当を狙って株式を保有される方も多いと思いますが、今回は値上がり益を狙う株式投資についてお話したいと思います
短期的に儲けたい、値上がり益を期待したいということであれば、①新興市場の株式投資、②IPOへの投資がオススメです
新興市場とは?
東証の市場には東証一部、東証二部、東京マザーズ、ジャスダックという市場があります
※2022年4月からこの区分は変更になりますが、ここでは述べません
簡単に言えば、東証一部は大企業、東京二部は準備大企業、東証マザーズ、ジャスダックは中小企業のようなイメージです
東京マザーズやジャスダックの市場は大企業が多い東証一部や東証二部よりも日々、時間の値動きが大きい傾向があります
なのでこの動きをうまく捉えられれば、短期で大きな利益を生み出すことができると思います
日々の変動が大きくなる傾向があるので、1日あるいは1週間くらいの期間で細かく短期的に利益を確定させて儲けるのがよろしいかと思います
じゃあそこでどのような企業を選べばよいのか?
銘柄選定のポイント
①ファンダメンタルズから大まかな業種・業界動向を捉える
②個別企業の売上高・利益をチェック
①ファンダメンタルズから大まかな業種・業界動向を捉える
ファンダメンタルズとは、国や企業などの経済状態などを表す指標のことです
ニュース等で経済動向等をチェックして、今はどのような業界・業種が良く(悪く)、今後はどの業界・業種が良く(悪く)なるのかを考えます
②個別企業の売上高・利益をチェック
個別のホームページや会社四季報等で調べることができます
過去5年売上高・利益が堅調であり、今後約2年程のの見通しも良好な企業であればまず安心材料だとは思います
③上記①と②を踏まえた上で、株価が上昇傾向にあるものを購入
株価は需要と供給の関係で形成されてます
需要が多い株式、つまり買いたい人が多い株式は株価が上がりやすい傾向があります
一方で需要があまりなく人気がない、売りたいと思っている人が多い株式は株価が下がりやすい傾向にあります
なので上昇傾向にあるということはそれだけ買いたいと考えている人もたくさんいるってことですのでこれからも株価上昇の期待が持てる可能性があると思われます
注意点
株価は企業の業績だけではなく、
世界の経済状況にも大きく影響されます
ですので上昇トレンドとはいえ、
ずっと上がり続けるということは考えにくのでどこかで利益を確定
で売るということも考えた上で投資をする方がいいと思われます
業績に関しては、過去最高益という発表があってもそれが予想通りとかであれば好材料出尽くしとかで株価が下がる場合もあります
なので予想よりも良いのか悪いのかで判断する方がいいと思います
ここまででまとめますと、
マザーズやジャスダックで好業績の株式を1週間以内くらいの期間
で保有し、細かく利益を確定させるのが吉
もう1つの方法のIPOについて
IPO
IPOとは、Initial Public Offeringの略語で、日本語では「新規公開株」や「新規上場株式」と表されます。
具体的には、株を投資家に売り出して、証券取引所に上場し、誰でも株取引ができるようにすることをIPOといいます。
このIPOは短期的に儲けるのにかなり適した投資方法になります
なぜならば、
IPOの勝率は、80%を超えるとされており、その値上がりも、企業によって様々ですが、2〜30%儲かるものもあれば2倍以上になるものが多いからです
IPOは公開価格という、買値があります
上場日という取引ができる日というのがあるのですが、その日の初めてつく値段(これを初値といいます)が公開価格である買値を超える可能性が80%以上あるということです
めちゃくちゃ期待できますよね
IPO購入の流れ
今後上場してくるIPOについて調べる
↓
その中で申し込みたいものをチェック
↓
ブックビルディング期間という申し込み期間に、申し込みが可能な証券会社で購入希望という申し込みを行う
(主幹事というメインで引き受けている証券会社がそれぞれの上場予定企業で異なりますので、基本的には主幹事の証券会社に申し込みをされた方が当選する確率が高いです)
↓
当選した場合、お金の準備、買付のお手続き
↓
あとは上場日に株価の動きを見て売買
このような形になります
基本的には初めの申し込みから上場初日での売却となると2〜3週間程度になるので、短期で儲けることが可能です
しかし、このIPOでの儲け方は非常に難しいとされています
どうしてか?
IPOが当たらないというのはどういうことかと言いますと、IPOにも数量があります
例えば1万株のIPOがあるとして、IPOは儲かると知っている人が多いので、買いたいと申し込む人が多く、100万株の申し込みがあったとします
すると1%の人にしか当選しないのです
近年、IPOが短期で儲けられると知っている人が多くなってきているのでより激戦になっています
じゃあ当選確率を上げるのにはどうすればいいか?
当選確率をあげるポイント
①主幹事の証券会社に申し込む
②複数の証券会社で申し込む
③取引をたくさんする
①主幹事の証券会社に申し込むについては、先述しましたように、株数を多く取り扱うので、多くの方にチャンスがあるということになります
②複数の証券会社で申し込むについては、「数打ちゃ当たる」方式で可能性を上げる方法です
③取引をたくさんするについてなのですが、これが正直言って1番重要だと思います
証券会社は、普段よく取引をしてくれる方やこれからたくさん取引をしてくれそうな人にIPOを渡したいからです
IPOは勝率が高いので喜ばれることが多いです
ですのでそのような人に喜んでもらいたいと考えるのが会社としても普通だと思います
IPOをきっかけに取引を拡大させたいという思惑も少なからず存在します
ですので、IPOが欲しい方は普段から証券会社とよくお付き合いしていた方が良いと思われます
※たくさん取引をしているからと言って必ずしもIPOがもらえるとも限りませんのでご注意ください
番外編
IPOの当選率を上げる方法番外編としては、株式数が初めから少ないIPOに関しては、最初からネット抽選に申し込むという方法もあります
IPOは各証券会社の窓口で申し込むと、抽選ではなく総合的な判断で配分が決まることが多いです
しかしネットの場合は完全抽選になりますので、取引が少ない方でもチャンスは訪れるということです
加えて、株式数が少ないと、そもそも申し込んだ証券会社、その取引店に持ち分がないという可能性だってありえます
そうするといくら申し込もうがそもそもモノがなければお渡しするものもできないということになります
しかしネットの場合は、引き受け証券会社であれば、数量は少なくともある一定数は枠が存在します
その中の完全抽選で運良く勝ち取ることができればIPOの配分があり、短期的に儲けるチャンスがくるということです
ですので、IPOの配分が欲しいからといって取引が多くしたところで必ずしもIPOがもらえるわけではなく、ネット抽選に申し込んだ方がいい場合もあるということになります
ここでの注意点としては、1つの上場企業に対して、同一証券会社であれば窓口への申し込みとネット抽選への申し込みを同時にできないということです
ここまでのIPOについてまとめますと、
・IPOの勝率は80%超えで、中には2倍以上になるものもある
・申し込んだからと言って、必ず買えるわけではない
・IPOが買えるようにするには、取引を多くする必要がある
・必ずしも取引が多い方が有利というわけでもなく、
ネット抽選を申し込むほうがいい場合もある
IPOは非常に人気がありますので、基本的にはあまり買えない、買えたらラッキーというくらいの気持ちでいるほうがいいと思います
まとめ
短期的に儲けたい、資産を増やしたいのであれば、
ということになります
ただ、必ずしも利益になるということではありませんのでご了承ください
あくまで一つの選択肢としてお考えいただければと思います
2020年のコロナの影響で投資を始められる方が多く、これから投資をしてみようと考え、証券口座を開かれた方が昨年だけでも300万口座以上となっており、これから資産運用、投資が重要になってくる時代が来ると思われます
そんな中で、これからどうしていったらいいのかと悩まれている方々のお役に少しでも立てればと思います
他にも投資・資産運用について書いてある記事がありますので、ぜひ合わせて読んでみてください
株式投資に関する本だと、マンガでわかる最強の株入門めざせ「億り人」!がよろしいかと思います
投資は自己責任でお願いします
俺の歴史にまた1ページ
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